理学療法士(Physical Therapist : PT)は、病気やケガなどで身体に障がいを負った方に対して医学的なリハビリテーションを提供する専門家です。「運動療法」で筋力低下や関節可動域などを改善し、さらに生活上での基本動作能力の維持、改善を行います。また、温熱、水、光線、電気などの物理療法を行い、疼痛、循環などの改善も行います。そして、能力障害が残ったときには、日常生活における指導や訪問リハビリ、住宅改修へのアドバイスなどにより、身体的な機能障害による社会的不利の軽減を図り、生活能力向上のためのサポートも行います。
「理学療法士」ってどんな仕事?
運動療法と物理療法を用いて、「立つ・座る・歩く」といった基本的動作能力の回復をはかります。医療の分野に限らず、福祉・介護分野やスポーツ分野にも活躍のフィールドが広がっています。
運動療法
ストレッチや歩行訓練、ゴムバンドやダンベルを用いたトレーニングなど、体を動かすことで、筋力を増強し運動の再学習を行う療法です。
物理療法
温熱・電気・光線などの刺激を用いて患部の痛みを和らげる療法です。血行・代謝の促進や筋機能の改善をはかることも目的としています。

理学療法の将来性は?
理学療法は、身体に障害のある方に、運動療法や物理療法で基本的動作能力の回復を図る治療科学です。1966年に日本理学療法士協会が設立されて以来、既に40年以上の歴史を持ち、医療界において確たる地位を築いています。さらに今日の理学療法は、病院などの医療機関に加え、保健・福祉領域の活動でも注目を受けています。特に本格的な高齢社会の到来により、障害予防、身体の健康維持は、理学療法の重要な対象になっています。
高齢者の健康増進、生活習慣病の予防、在宅ケアなどによる寝たきり予防など、理学療法士の活動領域は大変幅広く、大きな期待が寄せられています。
理学療法士がサポートできる人は?
- 交通事故に遭った方
- スポーツ障害でお困りの方
- 生活習慣病のある方
- 小児疾患のある方
- 脳血管障害のある方
- その他の疾患(心疾患、呼吸器疾患など)のある方
- 高齢により障害のある方
- 高齢による障害の予防を求める方 等
「理学療法士」国家資格取得のためには
理学療法士になるためには、厚生労働省の国家試験に合格しなければなりません。国家試験を受験するには、厚生労働大臣が指定した理学療法課程をもつ養成校に入学し、理学療法士になるために必要な知識及び技能を修得して卒業することが必要です。国家試験に合格することにより、理学療法士の資格を取得することができます。

卒業者には「高度専門士」の称号が与えられます

Ⅰ部[昼間]/Ⅱ部[夜間]共に、高度専門士のカリキュラムとなります。卒業者には、「高度専門士」という「学士」と同等の称号が与えられます。
高度専門士とは…
- 修業年限4年以上
- 総授業時間数が3,400時間以上
- 体系的に教育課程が編成されていること
- 試験などにより成績評価を行い、課程修了の認定を行なっていること
これらの要件を満たした専門学校の卒業者は、「高度専門士」という学士と同等の称号を得ることができます。大学卒業者と同等の学力を有すると公的に位置づけられ、就職時の採用、処遇面での評価の向上など、様々な効果を生み出します。
活躍できるフィールド
医療急性期、回復期から社会復帰まで、個々人のニーズに合わせたサポートを行います。
福祉・介護暮らしやすい生活環境の調整や社会参加を応援します。地域包括ケアを担う一員 として活躍します。




