食分野

バーテンダーになるには?仕事内容や必要な資格やスキルや年収を解説


品のある姿で、お客様にカクテルを提供するバーテンダー。

「いつかバーテンダーになってみたい」
「バーテンダーとして働きたい」

と思っている方もいるでしょう。

そこでこの記事では、バーテンダーのなり方を紹介します。必要なスキルから年収までまとめています。

バーテンダーは、飲み物を通じてお客様にやすらぎを届けられる魅力的な職業です。

バーテンダーになって将来活躍したい方は、ぜひ参考にしてください。

バーテンダーとは?仕事内容を解説


バーテンダーとは、主にバーでお客様に合わせたカクテルの提供や接客をする職業を指します。近年、ノンアルコールのカクテルの提供も増えています。ジュースや炭酸、紅茶など、お酒以外の飲み物も提供します。

氷の形やグラスとカクテルの色合いなど細部にもこだわり、シェーカー(カクテルを作る器具)を自在に使う姿は、視覚でもお酒を楽しませてくれます。

買い出しや清掃など、カクテルを作る以外の仕事もあります。研修や大会など、スキルアップの機会も多く、昼間から勤務する場合もあります。

バーテンダーに必要な資格は?


バーテンダーに必須の資格はありません。ただし、以下の3つの資格を取得することで、知識・技術を証明しやすくなります。

  • N.B.A.認定バーテンダー資格証書
  • バーテンダー呼称技能認定試験
  • インターナショナル・バーテンダー呼称技能認定試験

それぞれ順番に解説していきます。

N.B.A.認定バーテンダー資格証書

N.B.A.(日本バーテンダー協会)に入会することで得られる証書です。N.B.A.では、技術を向上させたいバーテンダーを正会員として募集しています。

正会員になると資格証書のほかに、月刊誌が配布されます。月刊誌には、バーテンダーの紹介や、全国のバーテンダーが腕を競うカクテルコンペティションの情報が掲載されています。

正会員になれば、協会・本部主催の研修やセミナー、大会にも参加ができるようになります。バーテンダーを目指す上で、取得しておきたい資格と言えます。

バーテンダー呼称技能認定試験

満20歳以上のアルコール飲料を扱う飲食、サービス業で働く人が受験できます。先ほど紹介したN.B.A.会員と会員でない人で、受験料と合格認定料が異なります。

2021年11月7日に開催された試験では、以下の料金でした。

N.B.A.会員 非会員
受験料 5,500円 22,000円
合格認定料 5,500円 11,000円

日本バーテンダー協会 協会呼称技能認定試験 要綱より

出題範囲は、N.B.A.が発行する「改訂 N.B.A. 新オフィシャル カクテルブック」より20問。100点満点で行われます。

インターナショナル・バーテンダー呼称技能認定試験の受験資格にもなっています。バーテンダーとして、就職した後に目指す資格となるでしょう。

年度ごとの合格者は、N.B.A.ホームページに一覧で掲載されます。

インターナショナル・バーテンダー呼称技能認定試験

インターナショナル・バーテンダー呼称技能認定試験は、満25歳以上のN.B.A.会員限定の資格です。

さらに、N.B.A協会に在籍3年以上かつ実務経験7年以上で、バーテンダー呼称技能認定を取得して2年以上の経過が必要。バーテンダーとして就職して、何年か過ぎたころ、実務経験に裏付けされた資格として、目指すものと言えます。

こちらの資格も年度ごとの合格者は、N.B.A.ホームページに一覧で掲載されます。

バーテンダーに必要なスキルは?


バーテンダーに必要なスキルは、以下の3点です。

  • お酒に関する専門知識
  • カクテルを作る技術
  • コミュニケーション能力

知識や技術のほかに、柔軟性を求められるものとなっています。

お酒に関する専門知識

カクテルの種類と調合法など、お酒についての知識が求められます。

お酒は世界中で、提供されている膨大な知識の量があります。

覚える量は多いですが、知識が増えた分、提供できるカクテルの種類も増えていきます。

カクテルを作る技術

カクテルの種類は数え切れないほどあります。カクテルを作る技術も求められます。知識だけでなく、実際にカクテルをおいしく美しく作れる技術が必要です。

全国のバーテンダーが腕を競う大会もあります。大会で評価されれば、バーテンダーとしての実績も上がります。

コミュニケーション能力

お客様との接点が多いバーテンダー。カクテルの提供に加えて、話し相手になることもあります。お客様の気分に応じた対応が求められます。

レシピにない即興のカクテルを要望されるケースもあります。

豊富な知識と技術だけでなく、お客様に応じたコミュニケーションが取れる柔軟性が必要です。

バーテンダーのなりかた


バーテンダーのなりかたには、以下のルートがあります。

  • 専門学校
  • 大学
  • 独学

順番に解説していきます。

専門学校

バーテンダーは専門知識の数が多く、コミュニケーション能力も求められます。専門学校で、お酒の種類やカクテルの調合などを教わりながら、同期の仲間と発表し合うことで、専門知識とコミュニケーション能力を伸ばす近道になります。

仙台医健・スポーツ専門学校の「カフェ・焙煎専攻」では、バーテンダーのスキルに加えて、店舗の開業・経営・マネージメントを学べます。

詳しく知りたい場合、こちらから資料請求ができます。学校パンフレット|入学案内|仙台医健・スポーツ専門学校

また、オープンキャンパスも開催しています。オープンキャンパス・体験入学|仙台医健・スポーツ専門学校

専門学校で学ぶことによりお店での働き方の理解が深まり、独立など将来の展望も広がります。

大学

大学からでもバーテンダーは目指せます。ただし、座学が中心なので、専門学校に比べると実技は少ないです。バーテンダー以外の知識も学べますが、技術は習得しづらいです。

独学

独学で、バーテンダーになることもできます。ただし、バーテンダーに必要な知識も経験が多く求められるため、挫折したり、下積みが長くなったりします。

また、専門学校や大学を卒業している人に比べて給与が上がりづらい場合もあります。

バーテンダーに向いている人の特徴


バーテンダーに向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • お酒が好きな人
  • 探求心がある人
  • 人と関わるのが好きな人

それぞれ解説していきます。

お酒が好きな人

バーテンダーは、多くのお酒が並ぶバーカウンターが職場になるので、酒が好きな人なら楽しく働けます。

お酒があまり好きではない人に比べて、お酒が好きな人は、知識や技術も覚えやすくなります。

探求心がある人

カクテルは見た目も鮮やかで掛け合わせも無数にあります。同じカクテルでもバーテンダーにより、お酒の掛け合わせ方が違います。

毎年、カクテルのトレンドも変わります。大会や研修も行われています。

日々、知識と技術をアップデートしていくバーテンダーは、探究心がある人とは相性が良いです。

人と関わるのが好きな人

バーテンダーはたくさんのお客様と関わりを持てます。

同じお客様でも気分によって、カクテルや話題を変えて提供する必要があります。自身の技術・知識・経験が増えるにつれて、幅広く対応できます。

人と関わるのが好きな人は、たくさんの人と関われるバーテンダーに向いていると言えます。

バーテンダーの主な求人・就職先


バーテンダーの主な就職先は、以下の通りです。

  • バー
  • レストラン
  • ホテル

また、宴会やラウンジに立ち、お客様をもてなすこともあります。

バーテンダーの平均年収はいくら


転職サイトの「求人ボックス」によるとバーテンダーの年収は正社員で平均383万円です。
引用:求人ボックス給料ナビ「バーテンダーの仕事の年収・時給・給料」

独立し、自分のバーを開業することで年収1,000万円も目指せます。

ただし、自分のバーを開業する場合は、バーの経営について幅広い知識と経験が必要です。そのため、働きながらバーテンダーとしての知識と経験を増やすのがおすすめです

バーテンダーのやりがい


バーテンダーのやりがいは、主に以下のものがあります。

  • お酒を使って仕事ができる
  • 自分だけのカクテルを作れる
  • お客様に直接サービスができる

それぞれ紹介していきます。

お酒を使って仕事ができる

お酒と接する機会が多い仕事のため、お酒が好きな人には相性が良い職場です。

お酒に関する知識や技術を使ってお客様を楽しませるのはやりがいに繋がります。

自分だけのカクテルを作れる

同じカクテルでもバーテンダーによって味が変わります。豊富な知識とシェーカー技術を駆使して作るカクテルは、世界で一つだけの創作物と言えます。
知識や技術の習得に時間はかかりますが、やりがいがあります。

お客様に直接サービスができる

お客様に直接サービスを提供できるバーテンダー。気分に合わせたカクテルや会話でえられる、お客様のリアクションはその場ですぐにわかります。

年齢や職種の異なるお客様との会話は、貴重な体験となります。

お客様から「ありがとう」と直接言ってもらえるとやりがいを感じます。

バーテンダーになるには専門学校がおすすめ


バーテンダーは専門知識を増やし、カクテルを作る技術やコミュニケーション能力を高めることで、より楽しく働くことができる仕事です。

専門学校で、同じ目標をもつ仲間と共に、専門知識を持つ先生から教わることは、心強いサポートになります。

どの専門学校がよいか悩む方には、仙台医健・スポーツ専門学校の「カフェ・焙煎専攻」がおすすめです。店舗の開業・経営・マネージメントを学べます。

まとめ:バーテンダーになって人を幸せにしましょう


バーテンダーは、お酒の知識とコミュニケーション能力を身につけ、お客様を喜ばせることができる仕事です。

経験を積むことで、お店の顔になったり世界中のお店で働くこともできたり、将来的には独立して自分の店舗を持つこともできます。

また、やりがいが大きい一方で、スキルアップもかかせません。

専門学校で出会う、同じバーテンダーという職を目指すメンバーは、バーテンダーを目指すときはもちろん、バーテンダーになったあとも、心強い仲間となるでしょう。

仙台医健・スポーツ専門学校では、「カフェ・焙煎専攻」では飲み物に関する幅広い知識と技術を学べます。現役で活躍するトッププロから指導を受けられます。

資料請求をご希望の場合は、学校パンフレット|入学案内|仙台医健・スポーツ専門学校からお問い合わせください。

オープンキャンパスを希望の場合は、オープンキャンパス・体験入学|仙台医健・スポーツ専門学校からお問い合わせください。

仲間とともにバーテンダーとなり、人を幸せにしましょう。

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